YAPC::Hiroshima 2023
YAPC::Hiroshima 2023 の参加ブログをはてなブログで公開しています。
https://horseradish-ie.hatenablog.jp/entry/yapc-hiroshima-2024
バックアップとしてもこちらにも記事を残しておきます。内容は同一です。
who am i
はじめまして! 薬味 (@horseradish_ie ) です。 今回、YAPC::Hiroshima 2024 へ参加してきたのでその様子をお知らせします!
前日 (2/9)
大学で後期最後の試験を終えて空港へ向かい、岩国空港へ飛び、電車で移動し広島市街へ到着したのが 19:00、その頃には広島は日が落ち、広島国際展示場では前夜祭が進行していました
ちょっとバスに乗り間違ったりして国際展示場についた頃には 19:45,Cache の話は質疑に入っていたのでほとんど見れませんでしたが、番宣リレーで明日からの期待が盛り上がっていきました!
来た!#yapcjapan pic.twitter.com/lpcsMuw4i5
— 薬味 (@horseradish_ie) February 9, 2024
当日(2/10)
見に行ったセッションと感想とかをつらつらと書いていきます。
入門 EOL 対応 SRE が鉄板の流れ全部見せます編 by ryuichi1208
SRE という職種を詳しく聞くのは実はこれが初めてでした。 幸運にも(?)今のところ EOL 対応をしたことはまだないですが、いつかやる機会があるかもしれません。その時にやることを考えるときにこの内容を思い出せると嬉しくなりそうな内容でした。
ジョブ・クラフティングの概念は EOL 対応以外の何にでも適応できそうな考え方なので使い倒していきます!
!!EOL 対応は準備が 9 割!!
What You Like May Not Be for Someone オープンソースとアクセシビリティ by nishimotz
What You Like May Not Be for Someone オープンソースとアクセシビリティ | ドクセル
実は全然気にしたことがないアクセシビリティ、特にスクリーンリーダーについてのセッションでした。 サイトを立てるとか Web サーバーを立てるとかするときにアクセシビリティ対応を考えたことはなかったですし、もしアクセシビリティ対応と言われても思いついたのは色覚異常に対する対応ぐらいです。完全にスクリーンリーダーに対応することは考えていなかったので、新鮮な感覚で聞くことができました。
質疑応答で出た、晴眼者が選びうるツールすべてでアクセシビリティの対応が望ましい。という言葉はたしかに重要だなぁと感じさせられました… これから開発する際に少しでも意識して行くのが全員が利用できる社会に貢献していけるの方法かなと思ったりしました。
VISA カードの裏側と “手が掛かる” 決済システムの育て方 by 三谷
VISA カードの裏側と “手が掛かる” 決済システムの育て方 - Speaker Deck
普段からよく使っている VISA の決済システムについてのトークなんて聞きに行くしかないじゃない!という気持ちで聞きに行くと思ったより泥臭い内容でびっくりしたセッションでした。 世界中(だいたい)どこにいても使える VISA カードが全然仕様がきっちりしてなくてあんなにも Freedom なしくみで動いているのがびっくりしました。全世界のイシュアの方々が苦労してるんだろうなぁというところです。てっきりバチバチに仕様が固まっているのかと思っていたんですが…
カード利用明細を見たくなりましたが、今のところクセでレシートを断ったりしてしまっていて未だに確認できてないので今度こそ見てみることにします!
awk でつくってわかる、Web アプリケーション by やんまー
awk でつくってわかる Web アプリケーション / Web Application Implementation in awk - Speaker Deck
awk で!?Web アプリを!?つくる!?
正気を疑う(失礼)ようなタイトルのトークですが、TCP/IP で通信できるならできるかぁ~という理屈でほんとに書き上げてしまっているのが驚いたのと単純な尊敬の眼差しで見たトークでした。 それはそれとして、自力で Web サーバーを書いて Web アプリケーションも書く経験はレイヤーの下から上まで知識が付きそうなのでいつかやってみたいですね。
rakulang で実装する! RubyVM by 八雲アナグラ
rakulang で実装する! RubyVM - Speaker Deck
大学の先輩かつ学生支援の諸々も担当してくださったアナグラさんのセッションも見に行きました!
Perl もよく知ってるわけではないので Raku が Perl 6 ということも知らない状態で聞きに行きましたが、特に問題なく聞けました。どちらかというとアセンブラだったり OS の知識が大部分を占めている感触で、ギリギリ理解できたかなぁという感想でした。
VM を自作するという界隈があるんだなぁという知見も得られて面白かったセッションでした。
学生スポンサーランチセッション
学生と学生支援スポンサー各社様とのランチセッションは事前に募集した質問をスポンサーの方々に回答いただきながら、ビンゴ大会という流れでした。 同じぐらいの学生の皆さんの抱える疑問だったりをしれたり、スポンサー企業の方の回答を聞いてなるほどなぁ~したりいい機会になりました!
変更容易性と理解容易性を支える自動テスト by 和田卓人
実はほとんどテストコードを書いたことがないことがコンプレックスにもなり始めているため、気になっていたセッションです。
トーク中に Unit Test の Unit って何?どこまで?のアンケートの結果がだいぶ別れていて、思ったよりバラバラなんだなぁと思うと同時に、その後 Small/Medium/Large Test は曖昧になる部分が少なくいい分類だなぁと感じたりしました。
品質を維持するのにもテストコードは役に立ちますし、積極的に書いていきたいと思います。
Perl でつくるフルスクラッチ WebAuthn/パスキー認証 by macopy
最近になってよく聞く/利用する ようになった Passkey、仕組みは講義でちょっと触れたこともあり、知っている部分もありましたが、導入が大変そうだなぁと思っていたところ、思ったより導入のハードルが低そうな気がしました。
もちろん、実際に使うときはライブラリの力に頼ると思いますが、意外とお手軽?と思ったのでハッカソンとかで使うかもしれません。その時まで頭の片隅にとどめておいて置きたいと思います。
「平成のエンジニアから令和のエンジニアへの遺言〜技術情報を伝達する手段の変遷〜」
トークセッションでした。 だいたいはエンジニアから見たインターネット老人会の様相を呈していましたが、なんだかんだ知らない話が多くてためになったりならなかったりのセッションでした。
ネットミーム以外の老人会ネタ、大体知らないことが多くて面白いなぁと思いながら聞いていました。
KeyNote by 杜甫々
(だいたい)なんでも入門していることで知られている(?)とほほの WWW 入門の杜甫々さんの KeyNote です。
私が生まれる前からインターネットで生き続けていることも驚きですし、何より入門しているものの多彩さがすごいです。もう尊敬としか言えません。
巷ではとほほの"この世のすべて入門"じゃんというツイがバズっていましたし、ほんとうにそのとおりだと思います。
番外: 見に行きたかったセッション
- My Favorite Protocol: Idempotency-Key Header by ohbarye
- Amazon ECS で好きなだけ検証環境を起動できる OSS の設計・実装・運用 by 藤原俊一郎
- Blog を作り、育み、慈しむ - Blog Hacks 2024 by Songmu
- 古い技術について—SMTP 現代事情つまみ食い— by azumakuniyuki
聞きに行けたセッション以外にも本当に魅力的なセッションが多くありました。早く配信アーカイブ出てほしい~~~~~!
感想
割りと気軽に参加申し込みをしたんですが、びっくりするぐらい濃い経験が得られました。よく思っていることとが、熱量がすごい環境に行くとたくさんの刺激を得られることです。今回もどのセッションも魅力的な内容がいっぱいでした!
来年も学生支援があるのなら、参加を迷っている学生さんは絶対参加するべきと断言できるほど濃い経験ができると思います!!
謝辞
今回の参加には、学生旅費支援制度を利用しました。 運営陣の方々、学生スポンサーの各社様方を始め、YAPC へスポンサーしてくださった各社・個人スポンサー様、Perl コミュニティのすべての方々に感謝申し上げます。
皆様のお陰で貴重な経験を得ることができました。ありがとうございました!!